2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧
「エモい」という言葉は、英語の「emotional(エモーショナル)」が由来の若者言葉だ。 ニュアンスとしては、「感情が揺り動かされる」・「切ない」といった感じだろうか。昔でいうところの「をかし」かもしれない。いや違うか。 この「エモい」というフレー…
東京の飯田橋には東京理科大学がある。 理系の人なら知っているであろう有名な私立大学だ。 大学名に「理科」が入っているということで文系とは無縁な感じがするが、校内には文学にちなんだものがある。 それは「坊っちゃんの塔」だ。 下に実際の写真を貼っ…
村上春樹作品といえば謎に満ちたストーリーが特徴だろう。 村上春樹作品を読んでみたが、謎が多いために内容がよく分からないという人は多いのではないだろうか。また、村上春樹作品を色んな視点から読み解きたい、もっと深く読み解きたいという人も多いと思…
夏目漱石の前期三部作・後期三部作について解説した記事です。前期三部作の三四郎・それから・門、後期三部作の彼岸過迄・行人・こころの内容についても解説してます。
年森瑛の「N/A」は、安易なカテゴライズを嫌い、何ものにも該当しない純粋な関係性を希求した小説だ。「彼氏」ではなく「かけがえのない他人」を求めていた。 「N/A」は文學界新人賞を受賞したデビュー作で、選考委員が満場一致で受賞を決定したという話題作…
鈴木涼美の「ギフテッド」はキャバクラや風俗など「夜の街」に生きる女性たちを圧倒的なリアリティで描き、母と娘の関係性をテーマにした王道の純文学作品だ。第167回芥川賞の候補作品にもノミネートされている。 鈴木涼美は、『「AV女優」の社会学』、『体…
7/20に選考会が開催され、第167回芥川賞の受賞作が発表される。 それに先立って、どの作品が芥川賞を受賞するのか予想したい! 芥川賞を簡単に説明すると、新人作家の純文学作品に与えられる文学賞だ。文学賞の中で一番知名度がある賞だろう。純文学というと…
村上春樹の「土の中の彼女の小さな犬」をトラウマからの回復という観点で考察・解説した記事です。
この記事では、村上春樹の不可思議な短編「踊る小人」を考察・解説していきたい。 この「踊る小人」はファンタジー色が強く、童話テイストなのだが、どこか不気味な雰囲気が漂う小説だ。踊る小人というと「白雪姫」の7人の小人が思い浮かぶのだが、その小人…
皆さん、お久しぶりです。なおひとです。 ブログを再開しました。 特に病気などになったわけでなく、シンプルに忙しかったので、なかなかブログを更新できずにいました。 ブログを書いてなかったのは2週間ぐらいかな?それまでは忙しい中でも毎日更新してた…