日々の栞

生活にカルチャーを。本や映画について気ままに書く。理系の元書店員。村上春樹や純文学の考察や感想を書いていく

2025-04-01から1ヶ月間の記事一覧

劇場版名探偵コナンの歴代作品と観る順番は?

www.youtube.com 劇場版『名探偵コナン』シリーズは、1997年の第1作公開以来、日本のゴールデンウィークにおける定番アニメ映画として絶大な人気を得ている。最近では、興行収入記録を次々と更新し、社会現象とも言えるほどの成功を収めている。特に『名探偵…

記念すべき第30作品目!2027年劇場版『名探偵コナン』について考察する

皆さん、劇場版名探偵コナンの最新作『名探偵コナン 隻眼の残像』は観ただろうか? 『名探偵コナン 隻眼の残像』は、長野県警組の大和敢助、諸伏高明、上原由衣と毛利小五郎が中心となる物語だ。原作では描かれていなかった大和敢助の左目が隻眼になったエピ…

メインキャラクターは萩原千速?2026年劇場版『名探偵コナン』について考察する

皆さん、劇場版名探偵コナンの最新作『名探偵コナン 隻眼の残像』は観ただろうか? 『名探偵コナン 隻眼の残像』は、長野県警組の大和敢助、諸伏高明、上原由衣と毛利小五郎が中心となる物語だ。原作では描かれていなかった大和敢助の左目が隻眼になったエピ…

『名探偵コナン 隻眼の残像』を観てきたので感想を書く【ネタバレあり】

いよいよ劇場版名探偵コナンの最新作『名探偵コナン 隻眼の残像』が公開された。 映画が待ちきれなかった私は公開日2日後の日曜日に劇場に観に行った。レイトショーで見に行ったのだが、夜中でもかなり席が埋まっていて(9割程度)、改めて名探偵コナン人気…

綾辻行人の「館シリーズ」の読む順番は?

長きにわたりミステリーファンを魅了してきたのが、綾辻行人の「館」シリーズだ。 『十角館の殺人』から始まった「館シリーズ」は、現在9作品目まで刊行されており、ミステリファンを惹きつけてやまない。 この記事では綾辻行人の「館シリーズ」の全作品の紹…

『名探偵コナン 隻眼の残像』を観てきたので感想を書く【ネタバレなし】

いよいよ劇場版名探偵コナンの最新作『名探偵コナン 隻眼の残像』が公開された。 映画が待ちきれなかった私は公開日2日後の日曜日に劇場に観に行った。レイトショーで見に行ったのだが、夜中でもかなり席が埋まっていて(9割程度)、改めてコナン人気の凄さ…

不在の父と「お方」 / 「神の子どもたちはみな踊る」 村上 春樹

村上春樹の「神の子どもたちはみな踊る」は連作短編集『神の子どもたちはみな踊る』に収録された短編小説でこの短編集の表題作である。『神の子どもたちはみな踊る』という連作短編集は元々「連作『地震のあとで』」という通しタイトルで発表された作品だ。 …

雰囲気がリアルすぎる!就活・就職活動が題材の小説まとめ

人生における重大なイベントの一つが就活(就職活動)だろう。 自分も就活を経験したが、就活中はなかなか余裕がなかったなと思う。就活を終えてから就活を題材にした小説を読むと、就活の頃の自分を客観視でき、懐かしい気持ちやらいろんな感情が込み上げて…

身代わりとしてのアイロン / 「アイロンのある風景」 村上 春樹

村上春樹の「アイロンのある風景」は連作短編集『神の子どもたちはみな踊る』に収録された短編小説だ。『神の子どもたちはみな踊る』という連作短編集は元々「連作『地震のあとで』」という通しタイトルで発表された作品だ。 「地震のあとで (After the quak…

2025年本屋大賞は阿部暁子『カフネ』に決定!そのほかノミネート作品も紹介!

今年も本屋大賞の選考結果が発表される季節となった。本屋大賞は、小説の賞の中でも芥川賞・直木賞と並んで話題になる賞だ。 2025年本屋大賞に輝いたのは、阿部暁子の『カフネ』だ。この記事では大賞含めノミネートされた10作品の順位を紹介したい。 気にな…

村上春樹の新作小説「武蔵境のありくい」が新潮に掲載される件について

『街とその不確かな壁』の文庫化や、100分de名著で『ねじまき鳥クロニクル』の特集、『神の子どもたちはみな踊る』のドラマ化など、村上春樹関連のイベントが目白押しの4月だが新しいニュースが入ってきた。 なんと、村上春樹の新作小説「武蔵境のありくい」…

揺れない男が揺れる時 / 「UFOが釧路に降りる」 村上 春樹

阪神淡路大震災、UFOが釧路に降りるエピソードととある事件をきっかけに人間の内面の不可逆的な変化を描いたのが村上春樹の「UFOが釧路に降りる」という小説だ。 村上春樹の「UFOが釧路に降りる」は連作短編集『神の子どもたちはみな踊る』に収録された短編…

破天荒すぎる!?日本文学における三大クズ文豪

日本文学史に燦然と輝く文豪たち。彼らは、後世に語り継がれる名作を数多く生み出し、我々を魅了してやまない。しかし、その華々しい功績の影で、私生活では「クズ」と呼ぶにふさわしい行動をとった文豪もいる… 才能や名声に恵まれながらも、私生活では破綻…