2024-12-01から1ヶ月間の記事一覧
皆さん、こんにちは。 なおひとです。 今年は仕事が忙しく、ブログからも、読書からも遠ざかってしまった一年でした… 来年こそは読書とブログを充実させたい! 特に純文学、ミステリ、村上春樹あたりにフォーカスしてブログを更新して行きたいなと思う。 久…
推理小説の世界には、読者への挑戦状ともいえる独特の構造が存在します。 作家は、読者に謎を解くための手がかりをすべて提示し、読者はその情報をもとに探偵と推理を競い合う、いわばゲームのようなものです。このゲームを成立させるための暗黙の了解、それ…
後期クイーン問題。ミステリ好きであれば一度は耳にしたことがあるかもしれません。しかし、その内容を正確に理解している人はどれほどいるでしょうか? アメリカの推理作家エラリー・クイーンの後期作品群には、緻密な論理構築と大胆なプロット展開の中に、…
第172回芥川賞の候補作が発表された。候補作は下記の五作品だ。 安堂ホセ「DTOPIA」(文藝秋季号) 鈴木結生「ゲーテはすべてを言った」(小説トリッパー秋季号) 竹中優子「ダンス」(新潮11月号) 永方佑樹「字滑り」(文學界10月号) 乗代雄介「二十四五…
長きにわたりミステリーファンを魅了してきた綾辻行人の「館」シリーズだが、まもなく完結する。館シリーズは全十作品の予定であり、次の作品で10作品目となる。シリーズ最終作のタイトルは『双子館の殺人』だ。現在、メフィストで連載中だ。 この記事では館…