2024-01-01から1年間の記事一覧
皆さん、こんにちは。 なおひとです。 今年は仕事が忙しく、ブログからも、読書からも遠ざかってしまった一年でした… 来年こそは読書とブログを充実させたい! 特に純文学、ミステリ、村上春樹あたりにフォーカスしてブログを更新して行きたいなと思う。 久…
推理小説の世界には、読者への挑戦状ともいえる独特の構造が存在します。 作家は、読者に謎を解くための手がかりをすべて提示し、読者はその情報をもとに探偵と推理を競い合う、いわばゲームのようなものです。このゲームを成立させるための暗黙の了解、それ…
後期クイーン問題。ミステリ好きであれば一度は耳にしたことがあるかもしれません。しかし、その内容を正確に理解している人はどれほどいるでしょうか? アメリカの推理作家エラリー・クイーンの後期作品群には、緻密な論理構築と大胆なプロット展開の中に、…
第172回芥川賞の候補作が発表された。候補作は下記の五作品だ。 安堂ホセ「DTOPIA」(文藝秋季号) 鈴木結生「ゲーテはすべてを言った」(小説トリッパー秋季号) 竹中優子「ダンス」(新潮11月号) 永方佑樹「字滑り」(文學界10月号) 乗代雄介「二十四五…
長きにわたりミステリーファンを魅了してきた綾辻行人の「館」シリーズだが、まもなく完結する。館シリーズは全十作品の予定であり、次の作品で10作品目となる。シリーズ最終作のタイトルは『双子館の殺人』だ。現在、メフィストで連載中だ。 この記事では館…
2024年のノーベル文学賞の発表があり、受賞者は韓国の作家ハン・ガン(Han Kang)だと発表された。韓国として初のノーベル文学賞受賞であり、アジア人女性として初のノーベル文学賞受賞でもある。
また今年もノーベル賞発表の季節になった。 「村上春樹、今年こそノーベル賞受賞なるか?」というニュースを見かけるのは年々減っているのではと感じる。毎年の恒例行事なので、ブックメーカーのオッズ等を参照して今年のノーベル文学賞を予想したいと思う。…
第171回芥川賞の候補作が発表された。候補作は下記の五作品だ。 朝比奈秋「サンショウウオの四十九日」(新潮5月号)尾崎世界観「転の声」(文學界6月号 )坂崎かおる「海岸通り」(文學界2月号)向坂くじら「いなくなくならなくならないで」(文藝夏季号)…
今年も三大純文学新人賞の1つ、三島由紀夫賞の季節がやってきた。 芥川龍之介賞に比べると知名度が大きく下がる三島由紀夫賞だけれども、受賞作の前衛性は芥川賞を超えると思っている。これまでに三島由紀夫賞は舞城王太郎や佐藤友哉、中原昌也など芥川賞で…
みなさんお久しぶりです。なおひとです。 仕事が忙しく、バタバタしておりブログが更新できていない時期が続いておりました… 少し仕事が落ち着いてきたので投稿を再開して行きたいと思います。 最近は忙しくて、なかなか小説が読めない日々が続いている。 な…