日々の栞

生活にカルチャーを。本や映画について気ままに書く。理系の元書店員。村上春樹や純文学の考察や感想を書いていく

2025年大阪・関西万博トルクメニスタンパビリオンの感想

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2025年大阪・関西万博の海外パビリオンの中でも、異色のパビリオンとして注目を集めているパビリオンがある。それがトルクメニスタン館だ。トルクメニスタンは「中央アジアの北朝鮮」とも呼ばれる独裁国家だ。日本からだとビザの関係でなかなか行くことができない国だ。

そんな国も文化も感じられるのが万博の醍醐味だろう。個人的にはとてもお勧めのパビリオンだ。

 

この記事では、トルクメニスタン館の体験レポートと感想について書きたい。

 

 

トルクメニスタン館の感想

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トルクメニスタンは日本人に馴染みがないかも知れないが、世界第4位の埋蔵量を誇る天然ガス大国である。

一方で、トルクメニスタンは独裁国家だ。日本から行くにしても、ビザを取るのが大変らしく気軽に行くことができない国である。そんな国の文化を学ぶことができるのも万博の魅力の一つかなと思う。個人的には、異国情緒を1番味わえたパビリオンだ。入り口の大統領の写真といい、とにかく思想が強い。

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また、パビリオンも煌びやかで、夜になるとその明るさは一際目立っている。近くにいると眩しいぐらいだ。スーパー玉出より光っている。展示を見てみると、トルクメニスタンの建物はこのパビリオンと同じぐらい光っていたので、こう言う文化なのかも知れない。

個人的には自分が行った海外パビリオンのベスト5には入るな。夜になると1時間ぐらいで入れるので、是非行ってみることをお勧めする。

 

 


トルクメニスタン館の外観とデザイン

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トルクメニスタン館のテーマは「より良い明日を作り出す (Inspiring a Better Tomorrow)」というものだ。 丸みを帯びた三角形のデザインが象徴的な天井は、「循環」「サステナビリティ」「生命の流れ」を表しているらしい。
このパビリオンの設計は、トルクメニスタンの企業「Belli」が一貫して手掛けている。

 

パビリオンの外観は、国土の約7割を占める広大なカラクム砂漠の自然景観から着想を得ているそうだ。そして、建物の頂点を飾るドームの形状は、トルクメンの女性が身に着ける伝統的な銀の首飾り「グルヤカ 」の文様からインスピレーションを得たものになっている。

なんといっても1番の特徴は外壁に設置された巨大なLEDスクリーンだろう。スクリーンには、自然の中を疾走する馬の映像が繰り返し映し出されている。そのディスプレイは非常に眩しく、 エンパワーリングゾーンでも一際目立つ。

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大屋根リングから見てみたが、他のパビリオンと比べて光量が全然違う。

内装は、首都アシガバットのイメージを再現するかのように、白とゴールドを基調としている。全体的に煌びやかである。

 

 

 

入り口には大統領の写真が

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トルクメニスタン館は入り口から強烈なインパクトがある。
パビリオンに足を踏み入れた来場者をまず出迎えるのは、セルダル・ベルディムハメドフ現職大統領の巨大な肖像画である。思想が強い。これぞ独裁国家。この写真がSNSでも話題になっていた。

日本とは全く異なる海外の価値観に出会えるのも万博の魅力の一つだよなと改めて思う。

2階にはトルクメニスタンに関する展示物がある。この展示物からも独裁国家の空気感を味わうことができる。

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トルクメニスタンで使用されている日本語教材が展示されていたのだが、教材を開いた見開きのページにはなんと大統領の写真が。独裁国家、やはり空気感が違う。そこはかとなく漂うディストピア感。

 


プロパガンダみたいなシアター映像

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トルクメニスタン大統領に出迎えられて、異世界への扉をくぐった来場者が次に案内されるのは、1階の映像ホールだ。

1階のホールには、床から天井まで広がる巨大な湾曲スクリーンがある。この空間で、来場者はトルクメニスタンの歴史、文化を紹介したムービーをみることになる。 
見てもらった人は分かると思うのだが、このムービーはプロパガンダ色が強い。大統領の偉大さを強調する内容を含んでいるからだ。
あと、意外なほど強く打ち出されてるのが「アラバイ犬への敬意」である。

「忠誠、勇敢さ、そして武勇を目にしたい者は、アラバイを見ればよい!」と言うメッセージもでてくるくらいだ。正直、アラバイの印象しか残っていない。

 

 

2階の展示

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1階のシアターの次は、2階の展示フロアだ。ここには、トルクメニスタンの産業や文化を紹介した展示物がある。また、洗剤や靴、プラスチック製品といった、万博向けに特別に飾られたわけではないトルクメニスタンの日用品が展示されていたのも特徴的だ。現地のスーパーマーケットのような感じで面白いなと思う。

 

 

3階にはレストランも

私は行かなかったが、トルクメニスタン館にはレストランがある。3階に、伝統料理が味わえるレストランと、爽やかな風が吹き抜ける屋上テラスが設けられている 。 
レストランでは、中央アジアの遊牧文化と、シルクロードを経て伝わった多様な食文化が融合した、トルクメニスタンならではの料理を楽しめる。

 

 

 

トルクメニスタン館は予約なしでも入れる

 

トルクメニスタンパビリオンは予約なしで入ることができる。特に夜になると空いているのでおすすめだ。

 

 

まとめ

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トルクメニスタンのような入国が厳しい国のパビリオンを回るのも万博の醍醐味じゃないかなと思う。その煌びやかさをぜひ見て欲しい。