昨年のミステリランキングでも話題になったのが、山口未桜の『禁忌の子』だ。
この記事では山口未桜の『禁忌の子』がいつ文庫化されるのか考察しようと思う。
『禁忌の子』ってどんな作品?
救急医・武田の元に搬送されてきた、一体の溺死体。その身元不明の遺体「キュウキュウ十二」は、なんと武田と瓜二つであった。彼はなぜ死んだのか、そして自身との関係は何なのか、武田は旧友で医師の城崎と共に調査を始める。しかし鍵を握る人物に会おうとした矢先、相手が密室内で死体となって発見されてしまう。自らのルーツを辿った先にある、思いもよらぬ真相とは――。過去と現在が交錯する、医療×本格ミステリ!
山口未桜の『禁忌の子』は、医療×本格ミステリだ。医療ミステリという枠組みの中で、生命倫理、親子関係、そして人間の業といった深淵なテーマが描かれている。
救急医の武田航のもとに、自分と瓜二つの溺死体が運び込まれる。身元不明のその遺体「キュウキュウ十二」の謎を追う中で、武田は自らの出生の秘密、そして生殖医療の闇に迫っていく。
本作は、「ミステリが読みたい! 2022年版」、「週刊文春ミステリーベスト10」、『2022本格ミステリ・ベスト10』、2022年の「このミステリーがすごい!」と、国内の四大ミステリランキングでトップ10に選ばれている。
『禁忌の子』はいつ文庫化されるのか?
そんな『禁忌の子』だが、最近発売されたばかりなのでまだ文庫化されていない。『禁忌の子』の文庫化についての正式な情報はまだ出ていないのだが、いつ頃になるのか予想してみようと思う。
『硝子の塔の殺人』の文庫化時期だが2026年10月だとぐらいじゃないかなと思う。2024年の10月に刊行されているので、2年後に文庫化されるとしたらこの時期になるだろう。
まだまだ文庫化はもうちょっと先なので気長に待ちたいと思う。
