日々の栞

本や映画について気ままに書く。理系の元書店員。村上春樹や純文学の考察や感想を書いていく

知る人ぞ知る?オーストラリアを代表する作家ジェラルド・マーネインを紹介する

ジェラルド・マーネイン(Gerald Murnane)という小説家を知っているだろうか?

ジェラルド・マーネインはオーストラリアの小説家で、知る人ぞ知る作家だ。世界的に有名な作家ではないが、一部でカルト的な人気を得ている。

最近では、ノーベル文学賞も受賞するのでは言われており、ブックメーカーのノーベル文学賞受賞者の予想として名前が上がることが多い。

日本では知名度はないと思うが、オーストラリアを代表するジェラルド・マーネインを紹介したいと思う。

 

ジェラルド・マーネイン(Gerald Murnane)ってどんな作家?

ジェラルド・マーネインは知る人ぞ知るオーストラリアの作家だ。世界的にもそこまで知名度は高くないようだ。だが、一部ではカルト的な人気を誇っている。例えば、クッツェーなどの一部の文学者はジェラルド・マーネインのことを高く評価している。

作風としては、彼の文章は一文一文が長く、メタフィクション的な特徴的である。

ニューヨークタイムズは、2018年3月27日の特集で、ジェラルド・マーネインのことを「ほとんどの人が聞いたことがない最も偉大な生きた英語の作家」と評している。また、この記事の中でノーベル文学賞候補であると書いている。

最近ではノーベル文学賞を受賞するのではないかと注目を一部で集めている。

残念ながら、日本語に翻訳されたジェラルド・マーネインの作品はない。もし、ノーベル文学賞を受賞すれば日本語に翻訳されるかもしれない。

 

 

ジェラルド・マーネインの作品を紹介する

それでは、ジェラルド・マーネインの作品を紹介しよう。

 

 

The Plains

若い脚本家が完成しない映画を撮るために数十年を費やすというあらすじの小説が「The Plains」だ。メタフィクション的な仕掛けが施された小説である。

 

 

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