日々の栞

本や映画について気ままに書く。理系の元書店員。村上春樹や純文学の考察や感想を書いていく

村上春樹『騎士団長殺し』と又吉直樹『劇場』で新潮社の勢いが止まらない

調子いいんじゃない!?新潮社

 

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編

 

 

 

騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編

騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編

 

 

 

どこの本屋に行っても大量に置かれている村上春樹の新刊『騎士団長殺し』。『1Q84』以来の本格長編ということもあり、売れに売れている。いつもの内容を明かさない手法をとっていてそれもきいているのかな。もうすでに累計発行部数が100万部以上になっているらしい。恐るべし村上春樹。ここまで話題になって、売り上げもある作家って日本には村上春樹ぐらいしかいないのでは。

 

新潮 2017年 04月号

新潮 2017年 04月号

 

 

そして、五大文芸誌の一つ、新潮社の『新潮』も売れている。又吉効果で「劇場」が掲載された4月号は異例の売り上げを見せているようだ。そして、この「劇場」は早くも単行本化が決まったらしい。又吉先生凄いな。

 

しんせかい

しんせかい

 

 

村上春樹又吉直樹の影でもはや話題にもされないし、あまり売れている気配がない山下澄人の『しんせかい』も新潮社から発売されている。新潮社絶好調だな。