日々の栞

本や映画について気ままに書く。理系の元書店員。村上春樹や純文学の考察や感想を書いていく

気になりすぎて夜しか眠れない!最近気になっている新刊をざっくり紹介する

皆さん、夜はよく眠れているでしょうか?

僕は新刊本が気になりすぎて、夜しか眠れません。

8時間しか寝てません。辛い辛い。

そんな冗談はさておいて、最近気になっている新刊を紹介していこうと思う。

この記事を読んだら、あなたも気になりすぎて夜しか眠れなくなるはずだ。

 

 

 

『マイクロスパイ・アンサンブル』 伊坂 幸太郎

マイクロスパイ・アンサンブル』は、みんな大好き伊坂幸太郎の新刊だ。伊坂幸太郎の新刊って気になってしまうよね。幻冬舎から出版とあってか、表紙の絵の雰囲気が伊坂幸太郎の『アイネクライネナハトムジーク』似ている。これはコレクション欲がかき立てられる。

 

 

『青春とシリアルキラー』 佐藤 友哉

高校生ぐらいから大好きな作家が佐藤友哉だ。屈折した青春小説をよく書いていて、特に鏡家サーガにはどっぷりハマった記憶がある。そんな青春小説に定評のある佐藤友哉がタイトルに青春と入った小説を出したのだから気にならない訳がない。帯に滝本竜彦氏推薦!とあるのもポイントが高い。バスケでいうとスリーポイントシュート。よく分からない比喩ですね、はい。

 

 

『それでも日々はつづくから』 燃え殻

燃え殻さんの小説ってすごくエモい。『ボクたちはみんな大人になれなかった』は心に刺さりすぎて、重症をおってしまった。燃え殻さんの小説は読んだことあるんだけど、エッセイはないから手を伸ばしてみたいなと思う今日この頃。

 

 

『生命式』 村田 沙耶香

生命式 (河出文庫)

現代日本文学の中で、三本の指に入るぐらいぶっ飛んでいるのが村田沙耶香だと思う。『殺人出産』と『消滅世界』のインパクトは忘れられない。この『生命式』も単行本の時から気になっていたんだけど、読めてなかったんだよな。

 

 

『小隊』 砂川 文次

『小隊』は、最近芥川賞を受賞した砂川文次の過去作品がまとまって文庫化された本だ。砂川文次はもともと自衛隊にいたことから、軍事用語が散りばめられた軍事小説?が十八番だ。特に表題作の「小隊」は将来を予見した小説として話題になった。

「小隊」はロシアが北海道に攻め込むというような内容だ。これはウクライナ侵攻が起こる前に書かれた小説だ。未来を読み通す力が凄すぎないか。

これは流石に気になりすぎて夜しか眠れなくなると思う。読んだことはあるのだけれど、文芸誌で読んだだけだったので、文庫本を買ってしまった。

 

 

『高架線』 滝口悠生

滝口悠生といえば、『花束みたいな恋をした』で『茄子の輝き』が話題になったな。『高架線』は単行本が出た時から気になっていたけど、結局読めていなかった。もう文庫本が出るなんて。

 

 

『四畳半タイムマシーンブルース』 森見 登美彦

もうこれは気になりすぎて夜も寝れないですね。森見登美彦の『四畳半タイムマシーンブルース』。これは単行本を買ったのだけれど、読まないうちに文庫化してしまうっていう現象が生じたやつです。この現象ってよく起こるのだけれど、名前を何かつけたいと思う。

 

 

『すずめの戸締まり』 新海 誠

新海誠最新作『すずめの戸締まり』のノベライズが8月に出版されるらしい。これは気になりすぎて夜しか眠れない!新海誠作品が公開されるときは、映画のノベライズが先に出版されるのが恒例だけれど、今回は結構早めに出版されるのね。早く読みたいな。

 

 

以上、夜しか眠れなくなるぐらい気になる新刊の紹介でした。

これと言って内容のない記事だった...