日々の栞

本や映画について気ままに書く。理系の元書店員。村上春樹や純文学の考察や感想を書いていく

猪がタイトルに入っている小説はあるのだろうか?

タイトルに干支が入っている小説 

 

明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします!今年はマメにブログを更新したい、いやする。

 

正月になると、タイトルに干支が入っている小説のことをふと考える。ご存知の通り、十二支は子(ねずみ)・丑(うし)・寅(とら)・卯(うさぎ)・辰(たつ)・巳(へび)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(いのしし)の12種類ある。十二支がタイトルに入っている小説を挙げてみる。

 

ラットマン (光文社文庫)

ラットマン (光文社文庫)

 

子(ねずみ)は道尾秀介の『ラットマン』。

 

 

震える牛 (小学館文庫)

震える牛 (小学館文庫)

 

丑(うし)は『震える牛』。

 

 

ジョゼと虎と魚たち (角川文庫)

ジョゼと虎と魚たち (角川文庫)

 

寅(とら)『ジョゼと虎と魚たち』。

 

 

 

卯(うさぎ)中沢けいの『楽隊のうさぎ』。

 

 

辰(たつ)は道尾秀介の『龍神の雨』。

 

 

巳(へび)はこれまた道尾秀介の『球体の蛇』。

 

 

午(うま)は、ちょっとマニアックになるけれど、小島信夫の短編「馬」。

 

 

未(ひつじ)は我らが村上春樹大先生の『羊をめぐる冒険』。

 

 

申(さる)は伊坂幸太郎の『SOSの猿』。酉(とり)は最近芥川賞を受賞した山下澄人の『鳥の会議』。戌(いぬ)はこれまた再登場の道尾秀介の『ソロモンの犬』。じゃあ、亥 (いのしし)は何があるのだろう?

 

考えてみたけれど、亥が入るのが思いつかない。猪八戒っていうキャラクターはいるけど、あれは豚だ。亥はあんまりないよな。そういえば、沙悟浄を主人公とした小説はあるけれど、猪八戒を主人公にした小説って無いよな。