日々の栞

本や映画について気ままに書く。理系の元書店員。村上春樹や純文学の考察や感想を書いていく

ウディ・アレン

90分deシネマ / 90分で観れる雰囲気がおしゃれな映画

映画はストーリーに入り込むことで、驚きや楽しみ、ワクワク、ドキドキ、などの色んな感情を体験できる優れたエンターテイメントだ。だが、時間に追われる現代社会では2〜3時間の映画を見ている余裕がないという人も多いだろう。なので大体90分程度で観れ…

コミカルなウディ・アレン流サスペンス / 『タロットカード殺人事件』 ウディ・アレン

『マッチポイント』を観た後に鑑賞したので、こちらもシリアスなサスペンスかと思いきや、シニカルなユーモアに溢れたいつものウディ・アレン作品だった。まさにコミカルなウディ・アレン流サスペンス。主演女優は『マッチポイント』に引き続き、スカーレッ…

バルセロナでの情熱的な恋愛模様 / 『それでも恋するバルセロナ』 ウディ・アレン

『マッチポイント』・『タロットカード殺人事件』につづいてスカーレット・ヨハンソンを主役に据えたウディ・アレン監督の恋愛映画。一筋縄では行かない大人の恋愛模様を描いた恋愛映画。人生のほろ苦さや現実を突きつけてくる、ウディ・アレン監督らしい映…

人生は同じところを回り続ける観覧車 / 『女と男の観覧車』 ウディ・アレン

同じところを回り続ける観覧車 映画『女と男の観覧車』本国オリジナル予告編(日本語字幕) ウディ・アレンの映画を観ていると、何故か観覧車を思い浮かべることがある。 ストーリーの中で、主人公の人生に劇的な出来事が起こるけれど、最終的には収まるとこ…

ウディ・アレンのコメディミステリー / 『マンハッタン殺人ミステリー』 ウディ・アレン

肩の力を抜いて観れるコメディタッチのミステリー www.youtube.com ふと、ウディ・アレンの映画が観たくなるときがある。疲れているから重い映画は見たくないけれど、軽いコメディは見たい。そんなときは間違いなくウディ・アレンの映画をみる。ウディ・アレ…

人生は何でもあり! / 『人生万歳』 ウディ・アレン

www.youtube.com 人生はなんでもありだなと思わせてくれる映画がある。それがウディ・アレンの『人生万歳!』という映画だ。比較的最近のウディアレンの映画で、知名度はあまりないかもしれない。どちらかというと秀作の部類に入るのではないか。 ウディアレ…

おしゃれ映画の代名詞!ウディ・アレン監督のおすすめ映画10選

多くの人に愛されているウディ・アレン作品 『映画と恋とウディ・アレン』予告編 ある時は人生の不条理をコミカルに描き、ある時はラブストーリーをロマンチックに演出してきたウディ・アレン監督。アカデミー賞に何度もノミネートされ、今でも精力的に映画…

ビター&スイートな大人のおとぎ話 / 『カフェ・ソサエティ』 ウディ・アレン

ウディ・アレン監督の新たな21世紀ベスト作品! お洒落なBGMが流れ、真っ暗なスクリーンにタイトルが浮かび上がるオープニング。このウディ・アレン印のオープニングを観ると、今年もウディ・アレンの映画を観れると顔がにやついてくる。前作の『教授のおか…

フィクションは人生に必要か? / 『カイロと紫のバラ』 ウディ・アレン

人はなぜ映画を観るのだろう? 人生における映画(フィクション)の役割とは何か? そんな問いに答えるのがウディ・アレンの隠れた名作『カイロの紫のバラ』だ。この映画では、映画そのものが題材になった作品だ。劇中では、映画の画面から登場人物が出てく…

華やかなセレブの裏側は? / 『セレブリティ』 ウディ・アレン

www.youtube.com 作家志望の芸能記者リーは、なんとかセレブリティの仲間入りをしようと、女優、モデル、人気俳優に近づくが、ことごとく振り回される。その彼と離婚した元妻ロビンは、自分の生きかたをマイペースで貫き、いつのまにかセレブリティの仲間入…

パリは移動祝祭日 / 『ミッドナイト・イン・パリ』 ウディ・アレン

www.youtube.com 『ミッドナイト・イン・パリ』は、ヘミングウェイのエッセイ『移動祝祭日』で描かれている1920年代のパリを舞台にしたロマンチックファンタジーだ。ウディ・アレン監督の作品の中でもベスト3に入るんじゃないかなと思う。 あらすじは、主人…

ウディ・アレン監督はどのようにして生まれた? / 『映画と恋とウディ・アレン』

『アニー・ホール』や『ミッドナイト・イン・パリ』など数々の名作を残してきたウディ・アレン監督。多作な映画監督として知られるウディは、アカデミー賞に何度もノミネートされ、今でも第一線で映画を撮り続けている。名作を生み出し続けてきた彼の映画作…

ウディ・アレン版「罪と罰」 / 『教授のおかしな妄想殺人』 ウディ・アレン

Irrational Man www.youtube.com 教授のおかしな妄想殺人!?正直に言うと、初めてみたとき、おかしなタイトルだなと思った。原題はIrrational Manで、日本語にすると『不合理な人』といった感じになるだろうか。ウディ・アレンの映画には原題と違った邦題が…

人生はそんなもんさ / 『僕のニューヨークライフ』 ウディ・アレン

ウディ・アレン といえばニューヨークだ。『マンハッタン』など、これまでにニューヨークを舞台にした映画を数多く撮ってきた。最新作の『レイニーディ・イン・ニューヨーク』もタイトル通り雨が薫るニューヨークを舞台にした映画だ。ウディ・アレンのニュー…

幻想に取りつかれた大人たち / 『恋のロンドン狂騒曲』 ウディ・アレン

軽いラブコメディと思いきや... www.youtube.com ウディ・アレン監督の映画といえば、ユーモアに富んだ会話と、「人生は無意味だ」といったシニカルな作風で知られている。 『恋のロンドン狂騒曲』は、ウディ・アレン映画の中でも人生の諦念に満ちた映画だ。…

ドラマでも変わらないウディ・アレン / 『ウディ・アレンの6つの危ない話』 ウディ・アレン

Crisis in Six Scenes - Official Trailer | Prime Video - YouTube ウディ・アレンのドラマがPrime Videoに公開されているので観てみた。タイトルは『Crisis in Six Scenes』、日本語だと『ウディ・アレンの6つの危ない話』 だ。 ウディ・アレンの映画とい…

大切なものは失ったあとに気付く / 『ギター弾きの恋』 ウディ・アレン

ドキュメント?フィクション?伝説のギタリストを描いた映画 「ギター弾きの恋」はウディ・アレンの映画の中でも変わった映画だ。ギターは上手いが性格に難があるギタリスト:エメット・レイをドキュメンタリータッチで描いた伝記映画という風になっている。…

ウディ・アレン監督の笑えるユーモア映画まとめ

ユーモアが魅力のウディ・アレン作品 『映画と恋とウディ・アレン』予告編 疲れているから重い映画は見たくないけれど、軽いコメディは見たい。そんなときは間違いなくウディ・アレンの映画をみる。ウディ・アレンの映画はストーリーを楽しむというよりも、…

人生は偶然に左右されるもの / 『マッチポイント』 ウディ・アレン

人生は偶然の連続だ。宝くじが当たったり、事故に巻き込まれたり、運命の人に出会ったり、世の中には人が制御できない偶然が多い。「人生は偶然によって大きく左右される」というテーマはウディ・アレンの映画で何度も使われている。 『マッチポイント』は偶…

雨のニューヨークには魔法がかかる / 『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』 ウディ・アレン

ウディ・アレン最新作「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」日本版予告解禁 大学生のカップル、ギャツビーとアシュレーは、ニューヨークでロマンチックな週末を過ごそうとしていた。きっかけは、アシュレーが学校の課題で有名な映画監督ポラードにマンハッタ…

ウディ・アレン最新作『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』の公開日がついに決定!

ウディ・アレン最新作「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」日本版予告解禁 大学生のカップル、ギャツビーとアシュレーは、ニューヨークでロマンチックな週末を過ごそうとしていた。きっかけは、アシュレーが学校の課題で有名な映画監督ポラードにマンハッタ…

ウディ・アレンがギリシャ悲劇を映画にしたら /『誘惑のアフロディーテ』 ウディ・アレン

『誘惑のアフロディーテ』はギリシャ悲劇のパロディ!? Mighty Aphrodite Trailer 1995 ウディ・アレンは、人生の不条理や悲劇をコミカルに描いてきた映画監督だ。『誘惑のアフロディーテ』がテーマとするのも、ある男の運命の悲劇に他ならない。タイトルのア…

U-NEXTにはウディ・アレンの映画が意外と多い説

最近、動画配信サービスの比較をしている 最近、無料体験期間を利用して、ネットフリックスやU-NEXTなどのサービスの比較をしている。比較する基準の一つに、ウディ・アレンの映画がどの位観れるかがある。ネットフリックスだと、『マジック・イン・ムーンラ…

ウディ・アレン監督『Wonder Wheel』の公開が待ち遠しい

ウディ・アレン監督の新作『Wonder Wheel』 natalie.mu 『カフェ・ソサエティ』に続くウディ・アレン監督の『Wonder Wheel』が楽しみだ。ストーリーは1950年代のコニーアイランドを舞台に繰り広げられる人間ドラマであるらしい。一年に一回のペースでウディ…

2017年はウディ・アレン監督の映画が2回も映画館で観れる

ついつい観たくなってしまうのがウディ・アレン監督の映画だ。シニカルだけどユーモアに溢れているおしゃれな映画。脱力してゆったりと観れる映画の一つだ。タイトルの通り今年はウディ・アレン監督の映画が2回も映画館で観れる!『カフェ・ソサエティ』と『…