日々の栞

本や映画について気ままに書く。理系の元書店員。村上春樹や純文学の考察や感想を書いていく

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

出版業界の闇に切り込んだ問題作 / 『超・殺人事件』 東野 圭吾

東野圭吾は、今では大衆的な人気を誇る実力作家である。『ラプラスの悪魔』など多くの著作が映画化されており、大人気のエンタメ作家でもある。 僕は最近の作品よりも、昔の本格ミステリ指向の小説や、『名探偵の掟』のような本格ミステリのパロディというか…

Stay Homeな日々

stay homeな日々が続いている。いつになったら元の世界になるんだろうと思うけれど、あの世界にはもう二度と戻れないのかなと思う。世界は完全に変わってしまったのだ。よくない良くない。部屋にこもりすぎてメンタルがおセンチになってしまっている。メンタ…

岩波文庫はインテリアとして機能する説

岩波文庫読んでいると頭良くなった気がするよね 読書について 他二篇 (岩波文庫) 作者:ショウペンハウエル,斎藤 忍随 発売日: 2016/10/20 メディア: Kindle版 文庫本で一番ブランド力があると思うのは岩波文庫だと思う。異論は認めない。古典の小説から哲学…