日々の栞

本や映画について気ままに書く。理系の元書店員。村上春樹や純文学の考察や感想を書いていく

2020-10-28から1日間の記事一覧

東野圭吾の本格ミステリ決別宣言 / 『名探偵の呪縛』 東野 圭吾

東野圭吾の転換点 図書館を訪れた「私」がふとしたことから迷い込んだ街。そこは『本格推理小説』という概念が存在しない場所だった。その街で起こる、密室殺人や人間消失トリック。本格の存在しない街で起こる本格殺人に、探偵天下一となった「私」が挑む。…