日々の栞

本や映画について気ままに書く。理系の元書店員。村上春樹や純文学の考察や感想を書いていく

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

死は日常の延長線上にある / 『クリスチャン・ボルタンスキー展 Life time』

Life time 「人はいつか死ぬ」そんな当たり前のことを当たり前すぎるゆえに人は忘れる。ニュース出てくる死者のことを自分とはなんら関係ない遠い世界のことのように思う。まさか自分もこんな風に事故で死んだり、殺人事件に巻き込まれることはないと。人は…

情欲と愛情のあいだ / 『上海ベイビー』 衛慧

上海を生きる女性の恋愛と性愛 ココは25歳の大卒。ウエートレスのかたわら小説を書いている。同棲中の恋人とのセックスはうまくいかず、自分の生き方を自問自答しつつ上海の夜を彷徨う。あるパーティで出会った妻子あるドイツ人と結ばれ、激しく満たされるが…

ベルシュカの靴がバレンシアガに似てる件について

ベルシュカの靴が何かに似ている… この前、時間を持て余していたので、ネットサーフィンをしていた。なんかいい靴ないかなと強く願いながら、鳥居をくぐったわけではないが、良さげな靴を探していた。できればバレンシアガのスピードトレーナーとかトリプルs…

甘酸っぱくて、ほろ苦い。ビターエンディングな恋愛映画まとめ

ほろ苦いビターエンディングの恋愛映画はいかが? トラウマ恋愛映画入門 (集英社文庫) 作者: 町山智浩 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2016/09/16 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る 恋愛映画とかよく見るのだけれど、恋愛を拗らせている…