日々の栞

本や映画について気ままに書く。理系の元書店員。村上春樹や純文学の考察や感想を書いていく

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

パリコレ10回目にして原点回帰したANREALAGE / ANREALAGE 2019-20 A/W "DETAIL"

服の細部をテーマにしたANREALAGE 2019-20 A/W ANREALAGE10th collection in Paris.10回目のパリコレクションがはじまります。ANREALAGE2019-20 A/WCOLLECTION‘’DETAIL’’(日本時間)2019年2月27日(水) 0:30am#anrealage #19aw #pfw #detail #アンリアレイジ p…

知性を守るための戦い / 『赤頭巾ちゃん気をつけて』 庄司 薫

優しさ世代のためのバイブル 学生運動の煽りを受け、東大入試が中止になるという災難に見舞われた日比谷高校三年の薫くん。そのうえ愛犬が死に、幼馴染の由美と絶交し、踏んだり蹴ったりの一日がスタートするが―。真の知性とは何か。戦後民主主義はどこまで…

学生運動で揺らぐ「僕」のアイデンティティ /『僕って何』 三田 誠広

他人との関係性の中で揺らいでいく「僕」のアイデンティティについて描いた小説が、『僕って何』だ。「僕」はセクト争いに翻弄される中で、自分のアイデンティティを見失っていく。現代版の三四郎だ。「僕」は部活やサークルの延長線上で、学生運動に参加し…