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人生は何でもあり! / 『人生万歳』 ウディ・アレン

 人生は何でもあり!

人生万歳! [DVD]

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主人公は偏屈な物理学者ボリス。かつてはノーベル賞物理学賞の候補になっていたが、今は落ちぶれている。そんなボリスはひょんなことから、家出してきたメロディと一緒に暮らすことになる。二人のドタバタした共同生活が始まる。ボリスのマシンガントークが凄く面白い。ボリスとメロディの掛け合いもジョークに満ちていて、笑い転げてしまった。

 

ウディ・アレン映画らしく、ボリスが観客に話しかけてきたりする。登場人物の中でボリスだけが観客の存在に気づいている。ボリスが観客に語り掛ける話が、この映画の内容を象徴している。今までのウディ・アレン監督の映画は人生への諦念に満ちているけど、この『人生万歳』は人生の諦念を踏まえて、それでも何か吹っ切れたように人生を肯定していく。 これまでの価値観と違うことも厭わず、どんどん変化し、その変化を謳歌していく。ネガティブだけどポジティブな映画だ。最初は偏屈で自殺未遂も起こしたボリスも、メロディと出会い人生を肯定してくようになる。最近のウディ・アレン映画ではかなり好きだ。

 

どこまでも自由

なんでもありなドタバタコメディ。ボリスといい、他の登場人物といい、自分の考えに固執せず、どんどん考え方を変えて、人生を肯定していく。自分から型にはまる必要はない、なんでもありな人生なんだから。そんなことを教えてくれる映画だった。まさにwhatever works!