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コミカルなウディ・アレン流サスペンス / 『タロットカード殺人事件』 ウディ・アレン

ユーモアの効いたウディ・アレン流サスペンス

タロットカード殺人事件 [DVD]

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『マッチポイント』を観た後に鑑賞したので、こちらもシリアスなサスペンスかと思いきや、シニカルなユーモアに溢れたいつものウディ・アレン作品だった。まさにコミカルなウディ・アレン流サスペンス。主演女優は『マッチポイント』に引き続き、スカーレット・ヨハンソンスカーレット・ヨハンソンは『マッチポイント』・『タロットカード殺人事件』・『それでも恋するバルセロナ』と立て続けにウディ・アレン作品に登場している。スカーレット・ヨハンソンはこの頃のウディ・アレンにとって新たなミューズだったのかもしれない。ここ最近では『マジック・イン・ムーンライト』・『教授のおかしな妄想殺人』でエマ・ストーンが起用されている。

 

映画の舞台はロンドン。ジャーナリズムを専攻する女子大生サンドラ(スカーレット・ヨハンソン)は、鑑賞したマジックショーでシド(ウディ・アレン)のマジックの手伝いをすることになる。マジックボックスの中に入ったサンドラは、その中で幽霊となって現われた有名ジャーナリストと遭遇する。その幽霊はタロットカード連続殺人事件の犯人の名前を告げるのであった。なりゆきでコンビを組むことになったサンドラとシドは真相解明に向けて調査を始めるのであった。

 

まず、幽霊が現れて犯人の名前を告げる時点で、普通のミステリー映画ではない香りが漂う。その後、調査が進むと思いきやサンドラは容疑者に恋しちゃうし、シドも適当すぎて捜査にならないし、幽霊がヒントをくれるしと、普通のミステリー映画としてみると突っ込みどころが多い。ゴリゴリのミステリーというよりも、脱力して楽しめるコメディタッチのミステリーとなっている。とにかくサンドラとシドの掛け合いがユーモアに溢れていて面白い。

 

スカーレット・ヨハンソンがとにかくセクシー

 

 

 主演のスカーレット・ヨハンソンがとにかくセクシー!特にプールサイドでのシーンでは明らかに狙ったようなセクシーなカットがある。このシーンだけでも見る価値あり。コミカルタッチな作品が好みなので、『マッチポイント』や『それでも恋するバルセロナ』とスカーレット・ヨハンソンが出演しているウディ・アレン作品の中でもこの『タロットカード殺人事件』が一番好きだな。スカーレット・ヨハンソン演じる女子大生とウディ・アレン演じるマジシャンとのコミカルな会話がいい味出している。

 

斜め上すぎるエンディングに脱帽

ウディ・アレン作品は普通には終わらない。『マッチポイント』でも予想を超えるエンディングを持ってきたけど、この『タロットカード殺人事件』でも普通とは違う一ひねり効いたエンディングが待っている。ウディ・アレンらしいブラックユーモアが効いたシニカルなエンディングは予想外すぎて、笑ってしまった。『タロットカード殺人事件』はウディ・アレンらしいユーモアに溢れた会話に、適度などんでん返しのあるストーリーと、脱力して楽しめるミステリー映画としておススメ。