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日々の栞

本、映画、ファッションについて気ままに更新

初めて読む人におすすめの村上春樹作品

村上春樹 小説 文学

今や日本を代表する作家・村上春樹。僕は高校生の頃に村上春樹にはまり、大学生になって長編小説を全て読み切っていました。洒脱な比喩と、心の湿っぽい部分に響くストーリーに心を掴まれ、村上春樹しか読んでない時期もありました。僕は村上春樹の文体がとても好きで、初めて読んだときは、こんなに心地よい文章があるんだと思ったものです。村上春樹あるあるなんですが、村上春樹作品を読んだあとは、何故か頭の中の文体が村上春樹ぽくなってしまうという。考えるときの文体が村上春樹ぽくなってしまうのです。やれやれ。

 
そんな個人的な思い入れが大きい村上春樹ですが、今回は村上春樹をはじめて読む人におすすめの小説を紹介したいと思います。

 

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻 (新潮文庫 む 5-4)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻 (新潮文庫 む 5-4)

 

 

1番にオススメしたいのが『世界の終りとハードボイルドワンダーランド』。谷崎潤一郎賞を受賞した長編小説です。村上春樹の代表作として名高い作品です。「世界の終り」と「ハードボイルドワンダーランド」の章が交互に続くパラレルな構造。こういう手法の先駆けと言える作品です。この作品の影響はかなり大きいらしいです。「ノルウェイの森」のようにクセがないので、村上春樹の中でも万人受けする小説だと思います。村上春樹ワールドが楽しめる大人のファンタジーとなっています!静謐かつ衝撃的なラストシーンは必見です!

 

パン屋再襲撃 (文春文庫)

パン屋再襲撃 (文春文庫)

 

 

 

パン屋を襲う

パン屋を襲う

 

 

短篇では「パン屋再襲撃」がオススメです!パン屋を襲おうとするのですが、結局はマクドナルドになってしまうというシュールな話です。この短篇の魅力は、村上春樹作品特有のシュールなストーリー、秀逸な比喩を楽しめるところにあります。特にこの短篇での空腹の比喩は本当に巧みです!またこの作品はイラストレーターとコラボして、大人向けの絵本となっているのでそちらも是非!

 

カンガルー日和 (講談社文庫)

カンガルー日和 (講談社文庫)

 

 

マイナーな作品ですが、「図書館奇譚」という中篇もオススメです。村上作品ではお馴染みの「羊男」というキャラクターが出てきます。また異世界に迷い込む「不思議な国のアリス」のような話なので、ファンタジーとして楽しめます!「カンガルー日和」という短篇集に収録されているので是非!

 

風の歌を聴け (講談社文庫)

風の歌を聴け (講談社文庫)

 

 

村上春樹にはまり、これからしっかりと読んでいくぞという方には、デビュー作の「風の歌を聴け」から「1973年のピンボール」、「羊をめぐる冒険」と連なる3部作をオススメします!
 
ここまで初心者にオススメの小説を紹介してきましたが、逆に初心者にオススメしないのは『1Q84』です。『1Q84』はかなり有名ですが、読む前に幾つか村上作品を読んでおいたほうが楽しめると思います。とくに『ねじまき鳥クロニクル』を読んでからのほうがいいと思います。
 
多くの人に村上春樹を読んでもらえたらなと思います。ぜひ村上ワールドを楽しんで下さい!