日々の栞

本、映画、ファッションについて気ままに更新

村上 春樹

人はみな孤独な旅人 / 『スプートニクの恋人』 村上 春樹

恋愛の痛みと不条理さを描いた『スプートニクの恋人』 22歳の春にすみれは生まれて初めて恋に落ちた。広大な平原をまっすぐ突き進む竜巻のような激しい恋だった。それは行く手のかたちあるものを残らずなぎ倒 し、片端から空に巻き上げ、理不尽に引きちぎ…

村上春樹のセルフオマージュ / 『騎士団長殺し』 村上 春樹

村上春樹の総集編とも言える『騎士団長殺し』 謎めいたタイトルと内容が明かされないことで同発売前から大きな注目を集め、発売当日には長蛇の列ができるなど、注目を集めている村上春樹の最新長編小説 『騎士団長殺し』。どこの書店に行っても『騎士団長殺…

『ノルウェイの森』が好きな人におススメの小説

『ノルウェイの森』みたいな小説が読みたい! ノルウェイの森 上 (講談社文庫) 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2004/09/15 メディア: ペーパーバック 購入: 31人 クリック: 899回 この商品を含むブログ (770件) を見る 『ノルウェイの森』…

過ぎ去ってゆく青春 / 『風の歌を聴け』 村上春樹

村上春樹の原点 「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」 この印象的な書き出しで始まるのが『風の歌を聴け』。群像新人文学賞を受賞した村上春樹のデビュー作だ。この小説は日本文学にとってエポックメイキングとな…

村上春樹『騎士団長殺し』と又吉直樹『劇場』で新潮社の勢いが止まらない

調子いいんじゃない!?新潮社 騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2017/02/24 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (31件) を見る 騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編 作者: 村上春樹 出版社/メーカ…

哲学的ゾンビ / 『ゾンビ』 村上春樹

最近どこの本屋に行っても村上春樹の『騎士団長殺し』が平積みされている。本が売れないと言われる中、ここまで売れる村上春樹は本当にすごいなと思う。小説の発売に並ぶというのはほとんどない気がする。村上春樹以外だとハリー・ポッターぐらいかな。純文…

村上春樹の個人的おすすめランキング(長編小説)

2017年の2月に村上春樹が新刊長編小説を出すようです。また世間が村上春樹フィーバーになりそうですね。僕は村上春樹が好きで、殆どの作品を読んできました。そこで村上春樹の長編小説ランキングをつけてみようと思います。かなり好みが偏っていますが... 第…

深い関係性を求めて/『カンガルー日和』 村上春樹

初めて読んだ村上春樹の小説は、高校の教科書に載っていた「カンガルー日和」だ。カンガルーの赤ちゃんを見に行くという、男女の何気ない1日を描いた小説だ。高校生の僕にとって、この小説はよくわからないふわふわした小説として映った。しかし、何度も読ん…

初めて読む人におすすめの村上春樹作品

今や日本を代表する作家・村上春樹。僕は高校生の頃に村上春樹にはまり、大学生になって長編小説を全て読み切っていました。洒脱な比喩と、心の湿っぽい部分に響くストーリーに心を掴まれ、村上春樹しか読んでない時期もありました。僕は村上春樹の文体がと…

スパゲティーに込められた孤独 「スパゲティーの年に 」 村上春樹

カンガルー日和 (講談社文庫) 作者: 村上春樹,佐々木マキ 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1986/10/15 メディア: 文庫 購入: 9人 クリック: 120回 この商品を含むブログ (158件) を見る 「スパゲティーの年に」は『カンガルー日和』に収録されている村上春…