日々の栞

本や映画について気ままに書く。理系の元書店員。村上春樹や純文学の考察や感想を書いていく

ヌーヴォー・ロマン

ヌーヴェルヴァーグがモチーフの小説

ヌーヴェルヴァーグ がモチーフになっている小説 ヌーヴェル・ヴァーグの時代 (紀伊國屋映画叢書 3) 作者: 遠山純生 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店 発売日: 2010/08/26 メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 11回 この商品を含むブログ (3件) を見る…

アラン・ロブ=グリエの映画が公開 /『アラン・ロブ=グリエ レトロスペクティブ』

『アラン・ロブ=グリエ レトロスペクティブ』が公開 www.youtube.com アラン・ロブ=グリエという作家は一般的に知られてないかもしれない。知ってるとしたら、余程の文学好きか文学部の学生ぐらいだろう。それもそのはずで、大衆受けするようなエンタメを書…

ヌーヴォー・ロマンって知ってる?

ヌーヴォー・ロマンって知ってる? 早稲田文学1 作者:川上 未映子,蓮實 重彦,中原 昌也,福嶋 亮太,芳川 泰久,島田 雅彦,水谷 真人,大杉 重男,田中 りえ,萩山 洋文,アラン ロブ=グリエ,篠山 紀信 太田出版 Amazon 「ヌーヴォー・ロマン」という言葉をご存じだ…

イメージが織りなす迷宮 / 『快楽の館』 アラン・ロブ=グリエ

イメージの反復 女の肉体に眺め入る。麻薬や人身売買が横行し、スパイが暗躍する英領香港の一郭、青い館が催す夜会。そこで出会った娼婦を手に入れるため金策に走り出す。一方では老人の不可解な死…あざやかな幻覚が紡ぎ出すエロティシズムの体験。小説の枠…