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日々の栞

本、映画、ファッションについて気ままに更新

時の洗礼を受けていないものを読むな/『読書について』

核心をついている読書論 読書とは他人に考えてもらうことで、読書をしすぎると自分で考えなくなっていく。一見するとそんなことはないだろうと思えるが、実は読書の核心を突いている。この『読書について』は多読を推奨するのではなく、思考停止になっている…

雨男・雨女についてのあれこれ

僕は雨男です。雨宿りしたら雨が止むのですが、外にでるとまた雨が降ってくる。家から出たタイミングで雨が降り出すのはしょっちゅうあります。イベント事の幹事をすると天気が悪くなり、挙げ句の果てに家から出すなと言われる始末。駅について外にでると雪…

苦すぎる初恋の思い出/『はつ恋』 ツルゲーネフ

誰もが経験した初恋を描いた小説。しかし、かなり心にくる。恋の高揚感が伝わってきて甘酸っぱい気持ちを味わえたけど、後半になると心をえぐる展開に。この恋の痛みはなかなか癒えないだろうな。初恋を描いた古典的名作であった。 はつ恋 (新潮文庫) 作者: …

今年を少し振り返ってみる

もう暦の上ではディセンバーです。気持ちの上ではノーベンバーなのですが。今年も早いものです...今年の3月にブログを始めてみましたが、結局三日坊主に終わってしまいました(て言うか3日も続いていない!)。一年間の記事数、驚くことなかれ、なんと10!こん…

村上春樹の個人的おすすめランキング(長編小説)

2017年の2月に村上春樹が新刊長編小説を出すようです。また世間が村上春樹フィーバーになりそうですね。僕は村上春樹が好きで、殆どの作品を読んできました。そこで村上春樹の長編小説ランキングをつけてみようと思います。かなり好みが偏っていますが... 第…

深い関係性を求めて/『カンガルー日和』 村上春樹

初めて読んだ村上春樹の小説は、高校の教科書に載っていた「カンガルー日和」だ。カンガルーの赤ちゃんを見に行くという、男女の何気ない1日を描いた小説だ。高校生の僕にとって、この小説はよくわからないふわふわした小説として映った。しかし、何度も読ん…

初めて読む人におすすめの村上春樹作品

今や日本を代表する作家・村上春樹。僕は高校生の頃に村上春樹にはまり、大学生になって長編小説を全て読み切っていました。洒脱な比喩と、心の湿っぽい部分に響くストーリーに心を掴まれ、村上春樹しか読んでない時期もありました。僕は村上春樹の文体がと…

現代人の繋がりの薄さ/「闖入者」 安部公房

僕の1番好きな作家、安部公房の短編小説「闖入者」について書こうと思う。「闖入者」は『水中都市・デンドロカカリヤ』に収録されている短編だ。ちなみにこの「闖入者」が元になって安部公房の代表的な戯曲『友達』(谷崎潤一郎賞受賞作)が生まれている。 あ…

友情と恋愛どちらを取る?/ 『友情』 武者小路実篤

最初この本を取ったとき、タイトルの『友情』から爽やかな青春小説を連想していたが、まったく違った。青春小説は青春小説だけど、友情と恋愛の間での葛藤を描いた少しドロドロした小説。いわゆる三角関係を描いた小説で、夏目漱石の『こころ』や『それから…

館の傾きが生んだもの/『斜め屋敷の犯罪』 島田荘司

北海道の最北端・宗谷岬に傾いて建つ館「斜め屋敷」で起こる連続殺人。クリスマスにこの奇妙な館でパーティが開かれたが、翌日、密室状態の部屋で招待客の死体が発見される。人々が恐怖に飲み込まれる中、さらに続く惨劇。探偵・御手洗潔はこの事件をどのよ…

伊坂幸太郎と映画

ミステリーや純文学、さまざまジャンルを越境して最高に面白い小説を書く作家、伊坂幸太郎。今日本でもっとも読まれている作家の一人ではないだろうか。 伊坂幸太郎は映画からの影響が大きいような気がする。伊坂幸太郎自身も映画好きを公言しているし、作品…

スパゲティーに込められた孤独 「スパゲティーの年に 」 村上春樹

カンガルー日和 (講談社文庫) 作者: 村上春樹,佐々木マキ 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1986/10/15 メディア: 文庫 購入: 9人 クリック: 120回 この商品を含むブログ (158件) を見る 「スパゲティーの年に」は『カンガルー日和』に収録されている村上春…

ブログを始めてみた

前から始めてみたかったブログをやっと始めてみた。道のりが長かった...主に本や映画、ファッション、アートについて気ままに書いていきたいなと思っています。