日々の栞

本、映画、ファッションについて気ままに更新

人生は何でもあり! / 『人生万歳』 ウディ・アレン

人生は何でもあり! 人生万歳! [DVD] 出版社/メーカー: アルバトロス 発売日: 2011/05/03 メディア: DVD クリック: 21回 この商品を含むブログ (50件) を見る 主人公は偏屈な物理学者ボリス。かつてはノーベル賞物理学賞の候補になっていたが、今は落ちぶれ…

伊坂幸太郎とタランティーノ

伊坂幸太郎とタランティーノ パルプ・フィクション(吹替版) メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログを見る 何故か、タランティーノの映画を観た後伊坂幸太郎の小説が読みたくなってしまう。タランティーノの映画で味わえる登場人物たちの饒舌で洒脱な…

『メイド・イン・USA』だけどフランス映画 / 『メイド・イン・USA』 ジャン=リュック・ゴダール

『メイド・イン・USA』だけどフランス映画 メイド・イン・USA Blu-ray 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店 発売日: 2013/11/23 メディア: Blu-ray この商品を含むブログ (1件) を見る ヌーヴェルヴァーグを代表するジャン=リュック・ゴダール監督の作品。初期の…

少女にしか分からない倦怠感と儚さ / 『ヴァージン・スーサイズ』 ソフィア・コッポラ

思春期特有の儚さと危うさを描いたガーリーな映画 ヴァージン・スーサイズ [DVD] 出版社/メーカー: 東北新社 発売日: 2001/02/02 メディア: DVD クリック: 337回 この商品を含むブログ (279件) を見る これが女子高の雰囲気なのかなと観たあとに思った映画『…

小松菜奈がひたすらに可愛い映画 / 『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』

小松菜奈は正義 www.youtube.com 小松菜奈は可愛い。地球は太陽の周りを回っているというのが真理であるように、小松菜奈が可愛いというのはもはや真理だ。アンニュイさ、ミステリアスさ、儚さといい小松菜奈の魅力は色々ある。そんな小松菜奈の魅力が溢れた…

失われた恋の残響 / 『九月の四分の一』 大崎善生

心の感傷的な部分に響く短編集 九月の四分の一 (新潮文庫) 作者: 大崎善生 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2006/02/28 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 17回 この商品を含むブログ (87件) を見る 何故だかわからないけど、感傷的な気分に浸りたくなる…

新しい一歩を踏み出したいあなたに / 『パリ行ったことないの』 山内マリコ

パリが後押ししてくれる新しい一歩 パリは魅力的だ。パリコレファッションに、エッフェル塔、凱旋門、ルーヴル美術館、フォンダシオン・ルイ・ヴィトンなどファッションや芸術の中心地であるパリ。それだけでなく、『ミッドナイトインパリ』や『アメリ』、『…

誰もが虹を待っている / 「虹を待つ人」 BUMP OF CHICKEN

虹を待つということ www.youtube.com すっかりライブの定番曲として定着した「虹を待つ人」。「虹を待つ人」はアルバム『RAY』に収録されている楽曲で、バンドサウンドにシンセサイザーを合わせた今のBUMPを象徴する楽曲だ。そんな「虹を待つ人」の歌詞を文…

おしゃれは突き詰めると人の内面に帰結する説

お洒落は内面から? 「無理して服を買わなくていい。それよりも勉強して内面を磨いた方がいい」これはある服屋の店員に僕が実際言われた言葉だ。まさか、服屋の店員に服を買わなくていいと言われる日が来るとは思わなかったけど、その店員の話は凄く印象に残…

バルセロナでの情熱的な恋愛模様 / 『それでも恋するバルセロナ』 ウディ・アレン

スペインでのアヴァンチュール それでも恋するバルセロナ [DVD] 出版社/メーカー: 角川映画 発売日: 2010/08/27 メディア: DVD 購入: 1人 クリック: 26回 この商品を含むブログ (44件) を見る 『マッチポイント』・『タロットカード殺人事件』につづいてスカ…

新しい戦争体験映画の誕生 / 『ダンケルク』 クリストファー・ノーラン

クリストファー・ノーラン監督が描くダンケルクの戦い 【映画パンフレット】ダンケルク DUNKIRK 出版社/メーカー: ワーナー メディア: この商品を含むブログを見る 『メメント』、『ダークナイト』、『インセプション』、『インターステラー』と次々に話題作…

村上春樹が好きな人におススメの作家

村上春樹が好きな人におススメの作家 職業としての小説家 (新潮文庫) 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2016/09/28 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (12件) を見る 日本の現代文学を代表する作家・村上春樹。巧みな比喩を多用した文体で…

BUMP OF CHICKENのグッズがヴェトモン・バレンシアガっぽい件について

PATHFINDERがスタート! www.excite.co.jp ついにBUMP OF CHICKEN TOUR PATHFINDERがスタート!一年ぶりのBUMPのライブと合ってかなり楽しみ。アンサーやリボンを生で聞いてみたい!BUMPのライブのことを考えるとワクワクが止まらないのですが、ライブ以外に…

スペインの雨はどこに降る?/ 『スペインの雨』 佐藤 正午

『月の満ち欠け』で直木賞を受賞し注目を集める佐藤正午の短編集 知る人ぞ知る作家・佐藤正午が直木賞受賞で注目を集めている。直木賞の授賞式は欠席したらしいが。『スペインの雨』はそんな佐藤正午の短編集だ。佐藤正午本人を思わせるような小説家を主人公…

死に憑りつかれた者たち / 『MISSING』 本多 孝好

死の香りが漂う短編集 この『MISSING』を読んでいると、真夜中の学校のプールが思い浮かぶ。どこか寂しげな透明感があり、死の香りが漂っている雰囲気。収録されている5編全部が死と関係している。死に憑りつかれたもの、死に向き合い自分が生きた証を残そう…

人はみな孤独な旅人 / 『スプートニクの恋人』 村上 春樹

恋愛の痛みと不条理さを描いた『スプートニクの恋人』 22歳の春にすみれは生まれて初めて恋に落ちた。広大な平原をまっすぐ突き進む竜巻のような激しい恋だった。それは行く手のかたちあるものを残らずなぎ倒 し、片端から空に巻き上げ、理不尽に引きちぎ…

村上春樹のベストアルバム / 『騎士団長殺し』 村上 春樹

村上春樹の総集編とも言える『騎士団長殺し』 謎めいたタイトルと内容が明かされないことで同発売前から大きな注目を集め、発売当日には長蛇の列ができるなど、注目を集めている村上春樹の最新長編小説 『騎士団長殺し』。どこの書店に行っても『騎士団長殺…

『ノルウェイの森』が好きな人におススメの小説

『ノルウェイの森』みたいな小説が読みたい! ノルウェイの森 上 (講談社文庫) 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2004/09/15 メディア: ペーパーバック 購入: 31人 クリック: 899回 この商品を含むブログ (770件) を見る 『ノルウェイの森』…

イメージの迷宮 / 『快楽の館』 アラン・ロブ=グリエ

イメージの反復 『快楽の館』はヌーヴォー・ロマンを代表する作家:アラン・ロブ=グリエの小説だ。この『快楽の館』はタイトルからするとただの官能小説のように見えるが、人を選ぶ前衛小説となっている。青い館で行われる夜会と舞台、老人の不可解な死、女…

官能的な変身譚 / 『フラミンゴの村』 澤西祐典

ある日村の女たちがフラミンゴに ある日妻がフラミンゴになっていたという変身譚。有名な変身譚と比較してみると中島敦の「山月記」とは違って、村中の女達が何故フラミンゴになってしまったかという理由には触れられていない。カフカの「変身」のように、変…

2017年はウディ・アレン監督の映画が2回も映画館で観れる

ついつい観たくなってしまうのがウディ・アレン監督の映画だ。シニカルだけどユーモアに溢れているおしゃれな映画。脱力してゆったりと観れる映画の一つだ。タイトルの通り今年はウディ・アレン監督の映画が2回も映画館で観れる!『カフェ・ソサエティ』と『…

コミカルなウディ・アレン流サスペンス / 『タロットカード殺人事件』 ウディ・アレン

ユーモアの効いたウディ・アレン流サスペンス タロットカード殺人事件 [DVD] 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 発売日: 2011/01/19 メディア: DVD クリック: 5回 この商品を含むブログ (7件) を見る 『マッチポイント』を観た後に鑑…

ビター&スイートな大人のおとぎ話 / 『カフェ・ソサエティ』 ウディ・アレン

ウディ・アレン監督の新たな21世紀ベスト作品! お洒落なBGMが流れ、真っ暗なスクリーンにタイトルが浮かび上がるオープニング。このウディ・アレン印のオープニングを観ると、今年もウディ・アレンの映画を観れると顔がにやついてくる。ここのところウディ…

過ぎ去ってゆく青春 / 『風の歌を聴け』 村上春樹

村上春樹の原点 「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」 この印象的な書き出しで始まるのが『風の歌を聴け』。群像新人文学賞を受賞した村上春樹のデビュー作だ。この小説は日本文学にとってエポックメイキングとな…

過ぎ去った時間の痕跡 / 『知らない町』 大内伸悟

かつて誰かがいた場所に、私は存在している youtu.be 三月の終わりごろになると、ばたばたと引っ越しシーズンになる。僕の住んでるアパートでも知り合いが新天地に引っ越したり、見知らぬ隣人が気が付くと引っ越していて、しばらくすると新しい住人がやって…

パリは移動祝祭日 / 『移動祝祭日』 ヘミングウェイ

パリは移動祝祭日 もし幸運にも、若者の頃、パリで暮らすことができたなら、その後の人生をどこですごそうとも、パリはついてくる。パリは移動祝祭日だからだ 誰にとっても青春時代はかけがえのないもので、そこでの経験が自分を支える大きなピースになる。…

村上春樹『騎士団長殺し』と又吉直樹『劇場』で新潮社の勢いが止まらない

調子いいんじゃない!?新潮社 騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2017/02/24 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (31件) を見る 騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編 作者: 村上春樹 出版社/メーカ…

同じ歩調で年老いていくことの幸せさ / 「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」 F・スコット・フィッツジェラルド

時間を逆行して生きるベンジャミン・バトンの数奇な人生 老人として生まれて、どんどん若返っていき、最後には赤ちゃんとなって死んでいく・・・年を取るたびに若返るなんていいじゃない!って思う人もいるだろう。しかし事態はそう簡単じゃない。人と同じ歩…

哲学的ゾンビ / 『ゾンビ』 村上春樹

最近どこの本屋に行っても村上春樹の『騎士団長殺し』が平積みされている。本が売れないと言われる中、ここまで売れる村上春樹は本当にすごいなと思う。小説の発売に並ぶというのはほとんどない気がする。村上春樹以外だとハリー・ポッターぐらいかな。純文…

時の洗礼を受けていないものを読むな/『読書について』

核心をついている読書論 読書とは他人に考えてもらうことで、読書をしすぎると自分で考えなくなっていく。一見するとそんなことはないだろうと思えるが、実は読書の核心を突いている。この『読書について』は多読を推奨するのではなく、思考停止になっている…